2013年2月23日土曜日

つららの花

留守中の2週間の雪、
やっと除雪が終わったと思いきや・・
また雪・・・


日中の太陽の光は雪を解かし、
氷にし、
その上に積もった雪で、
私もカイも何度も滑る。



溶けかけて冷え込み、新しいつららが「花」のように木々に咲く。
その先にはもう新芽の蕾が膨らみ始めている。




夕方 昇った まん丸い月は、
冷気とともに
どんどん輝きを増し・・

すべての音を吸収しているかのような雪も
空気も
「蒼」にして

つららの「花」を照らしている。




2013年2月22日金曜日

離れていても・・

こころの深いところで響きあっている友人たち。

再会して
その出会いの大きさや、
築きあった関係の深さや重みを感じる。
それは、どこかで自分の一部となって、
今の「自分」をつくっている。

故郷でのひととき。


いつも、どんな状況でも
驚くべきバイタリティーで、
自分を愛すること、表現することに、100%手を抜かなかった友人。
家族を持ち、
その芯は変わらぬまま、
伝えること、表現することは、
より多面に、穏やかにふかまっているのが伝わってきた。
彼女との再会に胸が躍り・・
そして、私の背筋までもしゃんとする、のは彼女の変わらぬ「生きる姿勢」を感じるから。




去年、天に還ってしまった友人。
その一人娘と一緒にバレンタインのチョコをつくる。
彼女の姿が見えなくなっても、
・・ますますその存在の大きさと、あたたかさが私たちを包む。




出会ったころはまだ学生を卒業したばかりで、
自給や料理・・職人を目指し、
現実と夢の間を模索していた彼も、
今や「陽だまり」の中で、家族4人、
夢を現実のものとし、
ご自慢の野菜、お米・・・
日々の「よろこび」「楽しさ」が伝わってきて、美味しかったこと!



ここに写真はないけど、、
友人が、
長年の自分の作品を公開する場、
彼と社会との・・小さくても「大きな」窓口、
今日オープンするギャラリーを見られたこともうれしかった。


そして
カソリックでもない私たちのことを
いつも祈ってくださっている福岡のシスター。
私がどんなにみじめな状況のときも、
調子にのってる時も、心の傍らに立ってくださっている。
夫は彼女に見てもらいたくて、プレゼント用の「写真」を撮る。
「あんなふうに自分の写真を見てもらったことはない」と。

信州で撮った写真を見ながら、分かち合うひとときの歓び。







何時も満顔の笑顔で敬愛の情を注いでくれる友人、
去年はお腹の中にいた彼女の子供に対面。
自然食の研究家でもある彼女が、
私たちのために、豚骨ラーメンを、
なんと豆乳で作ってくれた。
ホントに・・入ってないはずの豚骨の味がするから不思議・・。


最終日、僅かな時間をぬって、
幼馴染みと一緒に、
私たちを育ててくれたこの街を眺める。
西に陽は沈み、少しずつ夜景へ、
はじめてこの風景を見る主人に、彼女と二人でよく行った場所を解説しながら。



親、兄弟、親戚・・
帰って、顔を見て、あらためてその存在の有難さ、愛情を思い知らされる。
時に、ケンカしながらもぶつかりながらも築いてゆく
何より大切な、
現実的な結びつき・・

そして
不思議な巡りあわせで、
昔から知り合っている仲間のように、
現実を、時に超えて結びついてゆく友人との関わり。


どちらも
離れていても
かけがえのない宝物。

主人も加わって、
さらにひろがり、深まってゆくことが何よりうれしい。