2012年4月30日月曜日

さくら

桜前線は例年よりずいぶん遅れて山麓線を通過して行った。

4./26
山麓線、有明界隈東側は満開。

4/29
山麓線、三郷界隈西側は、
梅、桃、桜、りんご・・一気に開花している。
枝垂桜も重たそう。


同じ日、うちの山桜も蕾が濃くなっている。
4/30
本日開花!

2012年4月29日日曜日

霧訪山~大芝山(2) 里山ハイク

そのカタクリ。


そして踏まれて?上を向いた姿をはじめて見たが、桜マークがマジックで書いたよう。

最初誰かのイタズラ?
と思うくらいのこのしるし。ひっくり返してよく見るとすべてのカタクリにあった。
可憐で、美しい姿に感動していたが、
同行の女性は、地元の山にもっと群生していて「蕾は酢味噌和えが一番おいしい。」
というものだから、そのあと蕾はすべて、小鉢の中に盛られた姿に見えてしまった。

先頭に立つ、K氏の変わらぬペースが安心。
洞峰で塩尻市内を眺めながら、昼食。
ビールに山菜・・春と人の「恵み」や「あたたかさ」を全身で味わった。

イワウチワ、エンゴサク、ツクバネソウ、ニリンソウ・・・
初めての、またはなじみの山野草にもたくさん出会えた。
春!

霧訪山~大芝山(1) 里山ハイク

春を全身で満喫してきた。

早朝から安曇野は霧に包まれている。
快晴の予感。
友人のK氏に声をかけられ、
彼の山仲間と塩尻の霧訪山へ。



入口には、キブシやスミㇾ、木々の新芽が、顔をだし、朝の光を浴びている。
ついでに、モグラも顔をだし・・池の中に慌てて逃げて行った(泳げるのか?)。

次に現れたのはニホンカモシカ。
じっとしているので、怪我をしているのでは・・と心配したが、
伸びをして、ゆっくり立ち去った。(ネコか!)



鳥のさえずりを聴いたり、
野草を見つけては「あれだ」「これだ」とおしゃべりしたり、
あっという間の山頂。
360度視界が開けており、
北アルプス・南アルプス・中央アルプスも少し、と御嶽山・八ヶ岳が見える。

足元にオキナグサがポツンと咲いていた。
ヒメギフチョウやキアゲハが舞っている。



昼にははやい。尾根を歩いて、大柴山へ。


聞いてはいたが、カタクリが、登山道で踏まれるほど群生している場所もあった。


2012年4月25日水曜日

春到来!

月曜日、山麓線を南へ下ったときは、
桜・・・、穂高はまだ枝が蕾でピンクに見えるような感じで、
満開の松本までどんどん開いていく桜前線を進んでいくような感じだった。

昨日その桜前線は、ここも通過して、松川の桜も満開にして、
さらに北へ行ってしまったように見える。
桜は、わかりやすい・めやす・・・一気に春がやって来た。



ごみステーション前のショウジョウバカマ、開花。

借りている畑のお婆ちゃんの庭の梅、満開。
たくさん満開になった水仙もおすそ分けを頂き、玄関に飾る。
うちはほとんど蕾。

畑の・・隣の家から進出してくるサクラソウ。

大好きな、星々のようなオオイヌフグリ・・
そして、オドリコソウ、ホトケノザ、オオバコ、タンポポ・・・
畑は大好きな野草でいっぱいで、眺めて帰る。
見かねた主人が、仕事前に、キャベツとレタスを植えた・・・らしい。

桜と椿のツーショットは、博多では見ないな。

山麓、道の駅の駐車場の桜はまさに満開。
地元の人も、観光客と思しき人も、同じ風に吹かれ、春を満喫の笑顔。



光城山の桜の道もどんどん天にのぼっていく。

待ちわびていた、春!!


2012年4月22日日曜日

変化




丸1週間、すべての予定をキャンセルして寝込んだ。
もうじき2週間、やっと本調子に戻り始めている。

どこかで強烈なウィルスをもらったらしい。
高熱、嘔吐、下痢の後は、足に力が入らなくて、動けなかった。
きつかったな~。
こんなのは初めてだった。

でもきっと身体は病気になることで、
私自身を整えてくれて、
これから、より大きくジャンプできるよう調整してくれたんだろうな。
ちょっと忙しすぎた、あのまま突き進んでいたら、
もっと無理を重ねて、
ジャンプしようとしたとき、力がはいらなかったかもしれない。




病んでいるとき、
人のやさしさ身に染みる。

指圧師の友人や、自然療法の治療師の方が、
通り道だからとか、近くに来たから、とか言って、
様子を見がてら、手当やアドバイスをくれたり、は不安の中で、とても心強かった。


自然療法を知って20年になるが、調子が悪い時は、いつも「枇杷の葉」に助けられる。
その生命力に、自然の力に。
信州でも枇杷の木は見るけれど、やはり寒冷地だからか元気のいい葉にはあまりお目にかからない。
今回は「カイ」の子供、「リン」をもらってくれた長崎の最西端の野母崎から送ってもらった。
もぐさで温灸。
冷えていたところが温まっていくのがわかる。


漢方にも助けられた。
近所に、丁寧に相談にのってくれる専門家がいるのはありがたい。


基本的には「水」と「塩」。

よくなっていくと、
横須賀で、みんなでちぎったり、拾ったりした庭の夏みかんも体に元気をくれた。

そして、驚いたのが、友人が届けてくれた自然薯。
彼らの鶏の卵と一緒に、
主人がつくってくれた、とろろご飯。
食べると、指先まで、あたたまっていく。
血液なのか、細胞なのか、喜んで指先まで元気がみなぎっていく感じ。


こうしてだんだん元気が出てきた。
まさに空っぽから、なにか注ぎ込まれていくように。

献身的に看護してくれた主人は、交代するように、珍しく風邪をひきダウン。

その間に、春は、大きく1歩づつ、やってきている。
病床からも、たまらず起き上がり、窓から見える新芽をパシャリ。





たった一日で緑が現れたのだ。
何も色の無い世界から。
この大自然も私たちを支え、見守っていてくれたのだろう。


主人も回復し、
ようやく夫婦そろって、春へもジャンプできるかな。
家のまわりがいろづき始めている。

2012年4月15日日曜日

白樺

4月初めに、日本列島を通った「爆弾低気圧」は、
うちの廻りのアカマツの枝を、折り飛ばしていったが、
横須賀の主人の実家の白樺は、折れて倒れてしまった。


ある晴れた日、
庭をふさいでいるという白樺を伐採に横須賀へ。
八ヶ岳を過ぎると富士山が見えてくる。

氷点下の朝の安曇野から、
ポカポカの日差を全身に浴びて、
カイは車の中でネコのように居眠り。


横須賀は桜が8分咲きくらい、
庭の花桃は満開で見ごろ。
色の無い世界から、突然色とりどりの世界に放り込まれたようで
私たちも、夢見心地でポワ~ン。




切ったようにきれいに、
庭にある、他のどの樹木も傷つけず、
庭の貝をちょうど台座のようにして、
大きな白樺はそっと横たわっていた。


主人が15年前に山梨でもらった苗木。
寒冷地の白樺がこの温暖な場所でこんなに成長しているのも
初めてみたときびっくりしたけれど、
この倒れた姿を見て、
「こころ」があって
生きていたんだなあ
と実感した。


義母は
いつもお米のとぎ汁や野菜の茹で汁・・・、
労を惜しまず、そのたびごとに、
庭の樹木たちに
声をかけながら、やっている。
庭の花や木はどれも
義父母に見守られ、大切にされているのが伝わってくる。

白樺も応えたのだ。

あの日、地震かと思うほど、ドンという音がして、
窓の外を見たら
白樺がこんなふうに横たわっていたらしい。
窓側に倒れていたら大変なことになっていただろう。


去年、主人が剪定した時、
「虫が入っているようだから切ろうか」という話になっていたが、
「まだ新芽が出てる枝もあるから様子を見よう」と、残していた。
聴いていたんだろうな。
感じていたんだろうな、
この家族にどんだけ大事にされているか。



カイが庭を自由にウロウロする中、

倒れた幹を主人がチェーンソーで細かくして行き、
枝は細かく切られ、
庭に積まれた。

秋には軽トラで取りに来るからね。
細い幹や枝は家に持ち帰った。
乾燥していなくても、白樺はすぐ火が付く。
この時期ありがたい焚き付け用の薪だ。
今朝も燃えて、私たちと家を温めてくれている。


残っていたわずかの新芽は、白樺シャンプー作成中。
ちょうど、満月の日だったから、
摘んだ新芽を、水に浸し、一晩月光にさらした。
1か月後には主人の愛用品だ。


うららかで穏やかな
夢のような、いろとりどりの春の4日間だった。
滞在中に桜は満開となった。



カイは一気に「夏毛」に変わり始めてしまった。
その頃安曇野は雪だったらしいが。


主人の家で15年という一生を過ごした「白樺」。
パチパチと
音を立ててストーブの中で燃えている。