2012年12月23日日曜日

光り



雨あがり
空を蒼く蒼く澄みわす月と星のひかり。

池田の町の家々に灯る明かり。

ペットボトルの中のろうそくのひかり。

ボトルの中に張られた水が凍るほど冷え込んでいるから
どの光りもきらきら瞬く。



今朝はまたずいぶんと冷え込んで
朝日は
雪の上を、
空気中を、ダイヤモンドダストになってきらきら輝く。



2012年12月21日金曜日

冬至


今日は、マヤ歴の終わりの日だとか。
冬至でもある。
次へ すすむ、一つの区切り。


主人の実家でちぎった柚子をお風呂に浮かべて、
彼の手づくりランプのろうそくに火を灯して
心身ゆったり温まろう。



自分でも笑えるほど、
些細なことで(他人にはそう見えるらしい)、
ガックリ落ち込んだり、
本気で腹がたったり、
涙が出るほど嬉しかったり・・・

「感情的な」私を支えてくれるのは、


誰が見ていても見ていなくても、
じみぃに、
でも、淡々と、
黙々と、
そして、誠実に
自分の作業を進めている夫。


友人の製材所で破棄されるところだった廃材は、
削られ、塗られ、
彼の作業場の化粧柱に。
ペンキも漆喰ももう凍って、これ以上はすすめないけど、


左から「常念」「有明山」「鹿島槍」「槍」・・
と、
鉄平石で、
彼の好きな「銀座」がいつの間にかできていた。

今日は煙突付け。
残りの廃材は何に生まれ変わるのだろう。

お風呂でいいアイディアが湧くといいな。

2012年12月14日金曜日

初除雪

あまりの静けさに障子を開けるのがコワかった10日の朝・・

ああ~やっぱり・・
うちの周りは約20センチの積雪。
・・諸事情で、タイヤがまだ変わっていない・・
せめて
薪を取りに行く自分の靴だけでも履き替えなきゃ・・
とうとう、スノーシューズが出番の季節。


車の中でしか寝ない季節になったカイ・・
見えない・・・



駆けまわりたい・・・

ウサギみたいにピョンピョン跳ねて走り回った後は、
ネコみたいに丸まって眠る。


ここ何日か毎朝氷点下2桁更新中。
日の出が部屋から見える時期になった。
つららも日々成長中。



太陽に溶かされ、踏みつけられ、圧縮された雪の上、
地面は凍っているから、
はしゃぐカイにつれられる散歩は、何度も滑りそうになってコワイ。
でも
一面にキラキラひかる氷の結晶の美しいこと・・・

2012年12月7日金曜日

富士山

主人の実家へいる間、行き道、散歩道、帰り道・・
富士山がくっきり姿を見せてくれた。


久しぶりの海、波の音・・
すべてが洗われてゆく
私も私のリズムに戻る、
そして朝焼けの富士。





実家のあたたかさ、くつろぎ、再会のよろこび。




子の想い、親の想い、先祖の想い・・

お墓で手を合わせていると、
各宗派をひらいた「聖人」と後に言われる人たちの、
でもきっと普通に生きていた、
自分の目の前のことを「精一杯」やってきたの人たちの、
この国を想う気持ち、願いも各地に、今も、強く残っている気がした。




富士山は、朝焼けも、夕焼けも、
海岸からも、山からも、
どこから見ても「富士山」。
やはり日本人にとって特別の山、山を越えた「山」なのだと感じた。