2013年11月29日金曜日

1周年


ひょんなきっかけで始まったラジオの仕事。


「あづみの」
から 績まれる糸は
いろんな「人」と出会わせてくれた。


いつも 出会った方へ贈り物をするような気持ちで
番組づくり・・編集作業をしていたけど、
今回の記念番組、
その「あづみの」へ感謝の想いに動かされて つくっていたら、
いつのまにか
「あづみの」から 贈りものをもらっている感じだった・・
出会った方からの 想い を通して。


何もなかったところから
あたらしいかかわりがうまれてゆく



知っているつもりだった 場所 の奥に
もっと
ふかい
ひろがりがある

ひとりひとりの
こころ の
奥のほうにも、
私のこころの奥の方にも・・

そしてそれがつながってゆく
ふしぎ、よろこび・・



こゆく ふかい 1年だったとおもう。
支えてくれた ひとたちに 感謝。
頑張った、自分自身にも。


ひとつ 
乗り越え
また新しい風景がひろがっているのを感じる。



2013年11月12日火曜日

紅葉


台所のすりガラスが すでに 色づいていて、
この戸を開けたら さらに


玄関のすりガラスは より鮮やか、
そして開けると・・


まさに「紅」が萌えている。

家の周りは
この雨でずいぶん散ったものの
まだまだ色鮮やか。

各障子も紅葉して、
部屋も 黄色く染まる。





台所から見える黄色は
茶色に変わって 日々 地面を覆う。





今年の秋は
雨が多く、直前まであたたかったから らしいが、
カラマツが雪のように散った後も
カエデなどまだ紅がたくさん残っている。

車にも積もった紅葉を舞わせながら ハンドルを握る。
やがて、真っ白に変わるこの道を。


2013年11月9日土曜日

製作中・・

「あづみ野FM局開局1年」
にあたり
企画番組をつくっている。


番組の中で出会った
Oさんの
安曇野への 
あるいは 山や先人たちへの 
熱く 深い 想い・・

Oさんに 道先案内人になって頂き
これから
この地は
どんな風景を見せてくれるのか・・






長峰山からのぞむ安曇野。

この独特の地形。
山があり
そこから流れてくる川、そして
そこに住む人の集落。

三川合流。
実際には6本の川が合流する場所。
「槍で別れた高瀬と梓」だけでなく
遠い中央アルプスからも合流した川の水や、 
何十年前の雨が沁みて湧水となり、山葵田そばから流れ出す水もあわさり、
不思議な景観をつくっている。
命の源の「水」。


実際に 目で見て感動するこれらの景色と、
目に見えない 時間や空間が合わさって、
知れば知るほど
とても 有難い美しい風景をつくりだしている。


自然と古の人がつくってきた この土地に住む私たち。




そんな0さんが 翌日案内してくれたのは、筑北村。

安曇野から車では僅かの距離だが、
トンネルを抜けると、
空気が全く変わる。

そして北アルプスの
同じ山も
見え方がずいぶん変わる。



そしてなにより
衝撃を受けたのは

古の人たちの想いが
しずかに
ひそかに
そのまま残っている場所が随所にあること。

太陽が当たる場所とそうでない場所とが
視界も温度も くっきり分かれる
小春日和の秋の日、
忘れ去られた林の中で

時空を
行ったり来たりさせてもらいながら、
まだ言葉になっていかない
いろんなものが
胸をうずまいている。