2012年11月26日月曜日

安曇野の糸


信州にある「ありあけ」という名前に惹かれて、
九州からカイと安曇野へやってきて、もうじき8年。

「あづみの」という地は、
私に、
「ご近所さん」「仕事仲間」「友人」「夫」・・・
たいせつな人たちを巡りあわせてくれました。

そして何年もかけて、
鍛えながら、
励ましながら、
私を「この地」にしっかりと結び付けてくれました。


「あづみの」から績まれた「糸」。
今まで私の中でばらばらに在ったものが、
今回のラジオの仕事を通して、
ひとつの「糸」により合わさってゆくのを感じています。




同じ安曇野の空の下、
放送を聴く人は、
どんな想いで聴くのだろう、
何を感じて、今、ここで、生きているのだろう・・
それを知りたくて、
それを分かち合いたくて、
ちっちゃな番組をつくりました。

「この人に この1曲」
毎回ゲストの方に
安曇野との「縁」「好きな場所」をお聴きし、
お好きな「1曲」とともにお届けする番組です。

これまでに17本収録しました。
17人の方のお話を聴かせてもらいました。


その「時間」、その「出会い」は、
すでに私の中で大切な「たからもの」になっています。

ひとりひとりの心の中にきらりと光るもの、
放送で届くでしょうか。
「聴くこと」「話すこと」「編集すること」・・・どれも難関です。

未知の放送業界、戸惑うこともめげることも多かったですが、
出会いの歓びと、
自分のこころの奥から湧いてくる想いに従って・・・
ようやく最初の「山」を越えました。


開局企画の「生番組」。
慌てふためいている私を、見守り支えてくれたスタッフ、友人。
もちろん、仕事をしながら日常をずっと支えてくれた夫。
本番前に突然届いたお花や贈り物、
そして励ましのファックスやメールに、始まる前から涙が止まらず、
本番中も、編集した人たちの声を聴きながら、溢れそうなものを抑えるのに必死でした。

これからまた「あづみの」が
どんな出会いをプレゼントしてくれて、
私たちは、どんな糸を織りなしてゆけるのか・・楽しみです。

11月24日、安曇野にコミュニティーFMが開局しました。


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