2014年10月19日日曜日

木崎湖の朝

夜明け前 障子を開けると オリオン座が冬のように瞬く。
寝ぼけていた目が開いた。

澄んだ空気が だんだんと冷えてくる日の出前。
「ちょっと そこまで」のつもりが、
こんな日の鹿島槍の朝焼けが見たくて大町まで。


白馬の方は雪で白かったが、
その南の山々は昨日の日差しで冠雪も溶けたよう。
里でも もう氷点下の朝がはじまって、足元は霜が降りている。
日が昇り、木崎湖のあたりに霧がたなびき始めた。


 
 
湖面の静けさとは対照的に
「クマ出没」の有線放送が頻繁に流れていた。
 
 
鹿島槍も
青い空に 朝吸い込んでいるような表情。
 
 
 

雲ひとつない秋空の下、
木崎湖面で 
太陽と風の水のダンス。

朝のひと時。

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