寝ぼけていた目が開いた。
澄んだ空気が だんだんと冷えてくる日の出前。
「ちょっと そこまで」のつもりが、
こんな日の鹿島槍の朝焼けが見たくて大町まで。
白馬の方は雪で白かったが、
その南の山々は昨日の日差しで冠雪も溶けたよう。
里でも もう氷点下の朝がはじまって、足元は霜が降りている。
日が昇り、木崎湖のあたりに霧がたなびき始めた。
湖面の静けさとは対照的に
「クマ出没」の有線放送が頻繁に流れていた。
鹿島槍も
青い空に 朝吸い込んでいるような表情。
雲ひとつない秋空の下、
木崎湖面で
太陽と風の水のダンス。
朝のひと時。
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