2015年6月30日火曜日

梅雨の晴れ間

ご褒美のような さわやかな風が吹き、
バックミラーに映る山の青さや
信号待ちの風景に 心が躍る。

羽ばたく鳥や太陽を浴びる草木の歓びも運んでくるよう。

纏われていた雲が払われると
雪山だった北アルプスも、
雪渓を残しつつも、あっという間に夏山になっている。



松川村の田んぼの中にある観松院の弥勒菩薩半跏思惟像を拝観した。
厚い扉の奥に
あまりに繊細で美しいその姿・・。
30センチという、目に見える小ささゆえにか
逆に 存在感の大きさを、
時空を超えたひろがり というか ふかみを感じる。

こうした像をつくる 人の心の奥底にあるもの、
それは 美 というものなのか
祈り というものなのか わからないが
ふかいところにある「静謐」に ふれさせてもらった気がする。


そして
山は青く 
川も青く 
青い季節の到来。


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