2015年6月6日土曜日

ちょうど1週間前の土曜日、
関東にいたので 長く揺れる地震を味わった。
東日本大震災の時ほどではなかったけど、
遠くでまた大きな地震が起こっていることを感じて怖かった。
揺さぶられてるなあって思った。
目に見える部分も
見えない部分も。

ニュースで
日本地図全体に放射状にに震度のマークがついているのを見て
やはり日本全体が揺さぶられているんだなあと感じた。
これまで培われてきた日本人の精神も。


翌日 安曇野へ帰る高速バスを待つ間。

見上げるビルの谷間に

まるで
山頂にいるときのように
雲が生まれ、とても速いスピードで流れてそのカタチを変えてゆくのを見た。


それは
この国を想って・・

この国に 今 生きている大切なひとを想っている、

目には見えなくなった人たちが 
今回の地震だけではなく
この国をギリギリのところで守ってくれている、
支えてくれている
空に描き続けている寄せ書きのように、
おまじないのように見えた。



突然 頭の上がひかったと思ったら、
彩雲ができた。
カタチを変えて
何度も
何度も顕れる。

写真をとる余裕ができるくらいの30分以上の間、
その彩雲を見ていると
亡くなった大切な友達や先祖やカイや・・
あるいは 本の中で出会った人たちが想われてきた。

私にとっての大切なひとたち。
そしてそれは 私だけでなく
全ての人が同じように その人にとっての大切なたちに守られているのだろう。
本人が気づいていても、いなくても。



安曇野に戻ると
小麦も 山の色も あっという間に もう夏の色に変っていた。
うちのまわりでも カッコウが鳴きはじめている。

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