2013年8月19日月曜日

ネイティブ・アメリカン・インディアン フルート

「ああ、この音色だった・・」

素朴で あたたかく 澄んでいて あかるい・・

風に 混ざってゆくような
風から 生まれてきたような

ネイティブ・アメリカンの
インディアン フルート


約15年前、
福岡で 
たまたま 新聞の小さな見出しを見て 足を運んだ
真砂秀朗さんのコンサート。

耳から 皮膚からじわじわ沁みてくる その音色。
何なんだろう、
個人的な感情とは全く関わりのないところで
その音色を聴くと涙が止まらなくなる 不思議な なつかしさ。 

涙は 3か月も続くから
その理由を知りたくて
その「音」が何処から来たのか知りたくて
アメリカ大陸を2か月「旅」したこともある。



一昨日、築120年の米倉を改装したギャラリーで行われたコンサート。
10年以上の時を経て
ここ 安曇野で
このタイミングで
また あの響きを味わえるとは。

奏者の真砂さんも
その後 葉山で自然農の世界を深められていたご様子。
震災後の
そして 今の 彼の音色。
変わらない部分と、
時代とともに
意識とともに
変わってゆく部分。



当時福岡で一緒によくコンサートへ行って
一緒に 感動を分かち合った友は
なぜか 二人とも 去年 旅立ったけど、

とても 近くにいることを感じながら
私たちは何に響き合っていたのか
なにをたいせつにしていたのか
その「音色」をききながら はっきり思い出した。

 

この地で
たくさんの人の中で
慌ただしい日々の中で

自分では気が付かなかったけど、
知らぬ間に
緊張や ふわふわと足が地から離れて
ブレるものが心の中に漂っていたのだろうか、

その「音色」が
心の中のふかい安心の世界に
自分の「原点」に
そっと 運んでくれた気がしている。

この「夏」の
忙しさも 暑さも ようやく峠を越えて
また 新しいスタート!










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