2013年4月7日日曜日

御御堂


そこに座っていると、
「海の深いところ」に潜っているときみたい。


息が深くなって・・
身体も重力から解放されたように自由になって・・・
ふかい静けさに潜(はい)ってゆく


繰り返す雑念と
心地よさのはざまで
時折訪れる心の奥深くにある絶対的な安心感。




私はどの宗教に属しているわけではないけれど、
宗教、宗派には関係なく、
人間の心の奥底には「祈り」の世界があって、
それは深いところで一つにつながっているように思う。



鎌倉の修道院で久しぶりに再会したシスター。
この方との出逢いは、
自分の中の新しい扉をいくつも開いてくれた。
出会いは、また次の思いがけない出会いを創ってきた。


今またその螺旋のループが
ひろがり、深まってゆくのを感じる。
「祈り」のなかで。




横須賀は春爛漫。
主人の実家は花桃が満開。

突然の春の日差しに
溶け込んでしまったかのように
カイは
一足早い「春」を吸収していた。



安曇野に戻ると、
家の周りの
桜の蕾もちらほらほころび始めている。



どこにいても、
深く目を閉じれば、
感じられる、
こころの奥深くにある
私自身の「御御堂」
改めて原点に返った時間だった。





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