2013年4月14日日曜日

さくら

「春は名のみの・・」
という歌詞通り、

桜は開花しても、
また冷たい風がやってきて、
冬の名残を花びらの上にのせてゆく。




それでも
すこしずつ 冬は春の勢いに押しのけられて
日に日に

・・と、いうより
日差しが強いときは
朝昼夕で目に見えるほど
芽吹きで
枝から、土から、いのちが、
色が あらゆるところから吹き出し始めている。



・・・それなのに

ここ数日
目の腫れがひどく、瞼を閉じても痛いほど。
そして春の「いろ」も
心の奥まで入ってこない感じだった。

痛みや不安は
日常に差し障りながら、

一方で
「この症状の原因は・・
心の中の何を見ないようにしているんだろう」
漠然と考えてもいた。


桜見にも行けずにいたら、
友人が差し入れてくれたお料理。
そして
お見舞いに頂いた、
てづくり花瓶付のさくら・・


人と人とのかかわりと
仕事の緊張の後
ゆったり
白い花びらに励まされたような、
この春初めて「さくら」に出会えた気がした。


私と世界をつなぐ「窓」

見たくないものも「見る」勇気と、
それでも美しいこの世界の色が
より鮮やかに
見えるよう願う。



2 件のコメント:

  1. これから安曇野がキラキラする季節ですね。早く目が良くなって
    きれいなものをたくさん見て元気になってください!大丈夫!
    ささやかですが力になりますよ!!スカヤの名付け親より。

    返信削除
  2. ありがとうございます。パソコン開けるくらいに回復してきました。
    一瓶のさくらにずいぶん慰められました。ありがとうございました!!スカヤ

    返信削除