2013年10月23日水曜日

旅の途中

どしゃ降りの 高速道路。
降りつける雨と 先を行く車のしぶきで前が見えない。

はじめてひとりで向かう夫の実家。
カイはベットをつくったら 心地よかったのかグッスリ。





知らない地名 
なじみのなかった地名が
その「名」を見ると ホッとする
新しい故郷のようになってゆく不思議。


大切なひとが 待っている
大切なひとの住む町は

自分の住む町みたいに温かみを帯びてくる。
国 が違っていても それは同じこと。

ハンドルを切り乍ら
今までの「旅」、
小さな旅から 見知らぬ国での旅・・
そして 旅そのものの「人生」をおもう。



離れていても
いつも思ってくれている人の
手のぬくもり・・

それを敏感に感じる カイの眼からは
 じわり と涙が溢れ 
かいはその愛情を 感じつくそうとしているように見えた。




私たちは
目の前のこと 目の前のひと いのちに
そのときできる精一杯をすることしかできない

明日のことは考えてもわからない

でも「想う」こと
「願う」ことはいつだってできる。

そして
私自身も
この地上に住む生き物も

どれだけその見えない「祈り」に支えられ

かろうじて「今」を生きていられることの
不思議を
奇跡を想う。


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