と、もし今聴かれたら、
私は間違いなく、
水や、氷の雫が、太陽や月に照らされて七色に輝くときの、
決して掴むことも、切り取ることも、維持することもできない、
あの「きらきら」。
今朝は、昨晩からまた積もった雪が、朝日に融けて、きらきら光っている。
地面の草木も、土の粒も、枝木も、
宝石を身に着けてキラキラ輝く。
光の道を歩く。
それは、
開田高原で見た、氷の木々を月光に照らす、真冬の満月の夜、とか。
しょぼくれていた時、犀川(福岡)で見た、梅雨明けの稲のきらきら、とか。
アメリカの片田舎で、手違いから宿に入れず、氷点下の夜明けの時、丘の上で見たきらきら、とか。
人生の出来事とともに、心に深く残っているものもあるし、
好きな人と一緒に、ボーと見続けた、海のきらきら、とか。
・・いつ、とか誰とかは濾過されて、きらきらだけが残っていく。
子供の頃の思い出、国内外の旅の思い出、など、
今日のように、日常の中に織り込まれているものは数えきれない。
そして、「きらきら」がうれしい時、
美しさや、
なぜかわからないけど、深いよろこびを感じる時、
「私は、生きてるんだなあ・・」って
歓びと感謝が湧いてくる。
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