2012年6月9日土曜日

心遣い


両親が来るときいて、
玄関にそっと置かれていた、摘みたてのイチゴ。
皆がその香りと甘さによろこんだのはもちろん、
私には、その方の「こころ」がとっても嬉しかった。


「はじめて庭に咲いた薔薇よ。」
と頂いた薔薇は、部屋の空気を変えて、
高貴な気分へと誘ってくれた。



朝から雨が降る今日は、久しぶりの休養日にしよう。
散りゆくその薔薇の、姿、香り・・ゆっくり味あわせてもらおう。
薔薇を育てた方のおもいも。



人の「心遣い」に、気付けることもあるけれど、
気付けずも、どれだけ多くの人の、心配り、思いやりによって、
私たちは守られていることか、と思う。

外国の人と一緒に生活すると(西洋圏だけでなく同じアジア圏でも)、
自分より相手の気持ちや状況を自然と推し量り、優先させてあげられるのは、
日本独特の育ってきた文化の一つかもしれないなあとも思う。
モンゴルなどの辺境の村では同じ感覚を感じたけど。


でも、大きな眼で見れば、
私たちの目には見えなくても、
先人たちの、未来への「心遣い」の上に私たちは生きているのかもしれない。




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