2012年9月10日月曜日

黒い太陽

初大阪・初「コブクロ」ライブ。

ほぼ日帰りの強行軍だったが、
「曲」や「作品」・・表現や想いは違えど、
その中に込められた、
つくり手の心の中にある強い「ちから」を体感した。


大阪万博公園に5万人が集まった復活ライヴ。

入口の「太陽の塔」。
こんなに大きいとは知らなかった。
何かわけのわからないものが湧いてくるような、とてつもないエネルギー、その迫力。







6年前、私は安曇野に住むと決めて来たとき、住む場所も仕事も決まってなくて、
でも胸の中のまだカタチにならない「想い」だけが、ただただ強くあって。
そんなときであったのが彼らのメロディに乗せた「メッセージ」。
ほんとうにどれだけ聴いたことか、励まされたことか。

「友人に宛てて書いた曲に、休業中、どれだけ自分自身が励まされたことか・・。」
とかみしめて唄う姿が印象的だった。
心のふかいふかいところへ降りて、見つけたものは、自分や特定の誰かにだけでなく、
たくさんの人に響く、響きあうのだろう。




闇の中を深く降りててゆくことは、とても勇気もエネルギーもいることだろう。
でも深ければ深いほど、
時代も人種も超えて届いてゆくのだろう。



太陽の塔、裏側の「黒い太陽」(という名前を後から聞いて納得)、
どのくらい大きいのかなあ、と帰りに ぐるり と回ったときに目に入って、
すいよせられてしまった。


怖さ、美しさ・・なんて表現したらいいんだろう、
日が沈み、雨雲がたちこめ、雷が轟き始めて、やっとその場を離れられるくらい。


おどろおどろしさと気高さ、
激しさと静けさ、
創造のエネルギーの「元」にふれるような、
仏像の前に立っているような、
真っ暗な海の上にいるときのような、
「不安」も「希望」も、
「創造」も「破壊」も、すべてまざっているような「はじまり」・・・。


照明がともり、また表情を変えてゆく「黒い太陽」。
雨が降り出し、後ろ髪を引かれる想いであとにした。




こちらは、表の「太陽」の夜の表情・・・。


家に戻った今も
私のこころの奥に、

まだ熱いものがまだ残っている。

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