湿度も温度も増して、半日の間に窓の外に見えるエゴの花が開いてきた。
開くと、家のまわりを清楚な白い花で飾ってくれることだろう。
新緑も、梅雨空の下で輝きを失って見える頃、母が送ってくれた玄界灘のお魚。
浜辺から、船の上から、
あるいは海面に浮かんで、見た海原、
見た、という言葉はあんまりしっくりこないな、
波の音、匂い、水温、身体で感じる、思い出せる海の感覚。
自分の呼吸だけが聴こえる海の中・・
何度夕陽が海に沈むのを追いかけたことか。
満月が映る海を見に、または潜りに行ったことか・・。
梅雨で玄界灘もどんよりと時化ているのだろうが、
魚が海そのものを連れてきてくれたように感じた。
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