安曇野での予定がキャンセルだらけになり、迷惑をかけたし、
夫にはこちらでいろいろフォローしてもらい、助けられた。
そして、私は福岡で、
ほんとうに会いたい人、
「私」を必要としてくれている人、に、寄り添うことができ、
充実した時間をもらって有難かった。
今回は急な出発だったし、帰る日のメドがつかなかったので、飛行機でなく電車で。
特急「しなの」からの車窓は、安曇野の田園風景と、北アルプスを過ぎると、
塩尻の田園へ。ブドウ畑が目立ってくる。
山の風景も、穂高が近い。
木曾谷へ入ると風景は一転。
山に挟まれる。
渓谷の美しいこと。
発電所、木材所も多く目につく。
木曾谷を抜け、岐阜へ。
人家も増えのどかな風景に。
恵那山も穏やかに見える。
そして少しずつ緑が少なくなってきて、
借り物みたいになってきて、
とうとう見えなくなったら、名古屋駅到着。
カイ、今度はアレに乗るんだよ!
あんなに透明で、蒼かった木曽川、
新幹線からみえた木曽川はこんなに悠々と広く海に向かっている。
近くの田畑を潤しながら。
関西圏に入り、海や島や、工場も見えてくる。
九州に近づく「あっという間」の景色を眺めながら・・・
やはり日本は美しく、豊かな国だなあと感じる。
同時に、いつこれが
「自然災害」や原発をはじめとする「人災」で一瞬にしてなくなることもあるのだと思うと、
幻を見ているような、
足元のないところに立っているような・・
不安な、
そして不思議な気持ちにもなる。
老犬カイは、膝の上だと落ち着くことがわかり、
ちょっと顔を出させてもらって・・
腕枕・・約4時間・・・。
博多駅では、山笠準備の追い込み中。
駅前では、人形師が指示を出しながら飾り山をつくっていた。
博多の「暑く」て、「熱い」夏が始まっていた。
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