2011年4月9日土曜日

花芽

畑を見に行く。
この辺りは梅も咲き始めたし、爺が岳の「種まき爺さん」は姿を現したり隠したりしている。
そろそろ種蒔きの時期なのかなあ・・

初めて冬を越した畑。
ネギ・OK、小麦・ボチボチ、玉ねぎ・消滅・・?、通路に蒔いた緑肥は写真のように目に鮮やか。

秋に大根、赤かぶ、白かぶ、ほうれん草、野沢菜、雪菜・・いろいろ蒔いたが 薪く時期が遅かったため大きくなる前に霜で成長が止まってしまった。
可愛い(愛おしいというより、サイズが!)野菜たち、できるだけ収穫したかったんだけど、年末の忙しさで十分できないまま雪が積もってしまった。

しかも野沢菜と赤かぶの区別がつかず、野沢菜のカブを取って、葉を土に返してしまったという、ど素人っぷり。野沢菜カブも、まあまあおいしかったが(自分が手をかけたものは何でも美味しい)、友人にはさんざん笑われ、野沢菜にも失礼なことをしてしまった。

でも、咲いてた!大根、かぶ、野沢菜・・
取り残した花芽!



松川の農家の方に、この花芽をおひたしにするのが「旨いじ!」と教えてもらった。
この時期、5回くらいは収穫できるらしい。
茹でたての見本までもらった。辛子醤油がとても合う。

今放射能で規制のかかっている地域では、この摘み菜ができなくて、出荷を見合わせているらしい。ようやく春が来たのに、育てたものの命を全うさせてあげられないということ、作り手はその悲しみや怒りをどこへ向ければいいのだろう。命をどう継いで行けばいいのだろう。
長野県内のほうれん草だって「暫定規定値以下」というだけでヨウ素やセシウムは検出されている。
空間放射線の「健康に問題はない」の発表と同じ。
人間が決めた線とは関係なく、確実に原発事故の影響は広がっている。


花束くらいになるまでちぎって、花が咲いているものは飾りに、蕾のものはおひたしにしてみた。
少しほろ苦くて柔らかい春の味だった。

2 件のコメント:

  1. 春は、本当にうれしい季節でもあり、また、悩まされる季節です。
    初物はうれしいですよね!
    ナズナ・ふきのとう・わさびの花!
    大好きな季節です。

    返信削除
  2. ゆったりこ2011年4月9日 19:26

    なぜナヤマサレル?花粉症でしょうか?ナズナ、ふきのとう、食べました。これから山菜の天ぷらの季節になりますネ!

    返信削除