何ともいえないあの音色・・名人になればなるほど、音は枯れていき、あじが出るらしい。
手元に琵琶がやってきたとき、うれしくて、鳴らしてみたり、見惚れたりして、しばらく一緒に寝ていた。
私のイメージは、なぜjか、月の砂漠のうたのような、ラクダの上で、天に向かってしゃらんしゃらん・・だったのだが、稽古は、ほとんどが、歴史ものの唄の語りであり、語りの途中に、合いの手が、じゃらんじゃらんと入る。その歴史の悲哀が当時は重くて、辛くて、くるしくて・・。
あまり上達もしないまま、信州へ移り住んでしまった。
が、先生は、琵琶を持って、山の上までやって来た。
移動が多いなら、と、一番軽い材質の琵琶を持って・・。
この家に来てからほとんど触っていなかったけど、最近知り合った人から、一度、音色を聴かせてほしいといわれ、おそるおそる、袋から取り出した。
ばちを絃にあてると、待っていたかのように、琵琶は鳴り出す・・。以前出会った音楽家が、楽器はそれ自身が音魂をもっている、と言っていたのを思い出す。
でも・・・・ごめんね・・・まったく応えてあげられなくて・・。すっかり全くの初心者に戻っていた。
す、すごい!
返信削除琵琶を演奏なさるなんて・・・
ぜひ聴かせてください
いやいや・・。なので、じぶんでもびっくりするくらい、弾けなくなってるんですよ・・。パソコンに向かった情熱を、琵琶に注げば・・。babaさまのケリが必要かも。甘えるな!ですよね!?
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